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メディ・あさお222号(2020年5月25日発行)

【あさおヒューマン】麻生警察署長・岡部郁夫さん

この3月に、署長、副署長、調査官のトップスリーが交代した麻生警察署。就任1カ月以上たって麻生区にどんな印象を抱いているか、新署長の岡部郁夫さんを訪ねました。
「去年は県警本部勤務で、ことし麻生署。2年続けて官舎に単身赴任ですよ」と笑う岡部さんは、福島県出身・藤沢市育ちの藤沢市民。刑事ドラマに憧れて、高校に入るころから警察官を志望していたといい、高校では柔道部を自ら立ち上げ、卒業と同時に神奈川県警に就職しました。「警察は各県警ごとに募集しているでしょ。私は世間知らずだったので、神奈川県警しかないと、ほかの県警は一切受けなかったんです」と笑います。
1982年、警官となって2年目の20歳の時、岡部さんは県警第二機動隊に配属になり、さらに関東管区機動隊へ。
1985年には、8月の日航ジャンボ機墜落事故、10月の成田空港での過激派との衝突に相次いで出動。前者では死臭の漂う「御巣鷹の尾根」に登り、後者では機動隊の隊列の最前列で過激派と対峙し「構えている大盾をゲバ棒でバンバン殴られて、殺されるんじゃないかと思った」と振り返るほどの激しい現場を経験しました。
その後も昇進のたびに機動隊に縁のあるキャリアを重ねてきた岡部さん。2017年に第二機動隊の隊長になった時は「初めて配属されたときの部隊で隊長に。懐かしかったし、うれしかった」と、思わず笑みがこぼれます。
昨年には県警本部の危機管理対策課長に就任。昨年の台風19号、そしてことしは大黒ふ頭に接岸したダイヤモンド・プリンセス号の対応に当たりました。
「麻生署長の辞令を受けた時には、もうダイヤモンド・プリンセス号からは乗客が全員下船していて、一山を越えたな、というタイミングでした」。
麻生区での勤務は初めてとなる岡部さんですが、「平穏な、落ち着いたまちだとは聞いていました」と麻生区の印象を語ります。散策やジョギングをしながら区内を知ることに努めており、「千代ケ丘の官舎から麻生署まで歩く途中に、富士山が見えるんですよ」。また、岡部さんはバードウォッチングが趣味だとのことで、里山や自然が多く残る麻生区のことは、早くも気に入っている様子です。
署長としてまず訓示したのは、「警察官として当たり前のことをしよう」ということ。「困っている人には寄り添い、悪い奴は捕まえる。一人一人の心がけで、安全安心なまちを保てるんだと思っています」。
何事も自粛ムードの昨今ですが、治安を守る仕事の重要性は変わりません。「麻生区は治安の良いまちですが、オレオレ詐欺の被害が多いですね」(別記事参照)と、岡部さんも気を引き締めています。

(2020年5月25日号掲載)

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