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メディ・あさお220号(2020年3月25日発行)

【あさおヒューマン】日本映画大学理事長・富山省吾さん

アルテリッカしんゆりで開催される、『ゴジラ』シネマコンサート(関連記事参照)。その仕掛人となったのが、東宝でいわゆる「平成ゴジラシリーズ」のプロデューサーを務め、現在は日本映画大学理事長の職にある、富山省吾さんです。
1952(昭和27)年生まれで、幼少期から高津区の二子新地で育った富山さん。家族に連れられて見に行った特撮映画に魅了され、特に東宝映画のファンになりました。
「なんとか東宝に潜り込みたい」と、大学生時代から『日本沈没』(1973年)などの撮影現場にアルバイトで加わり、卒業とともに念願かなって東宝に入社。社内では主に宣伝畑を歩み、少しずつ作品の製作も手がけるようになってきた富山さんが『ゴジラVSビオランテ』のプロデューサーになったのは、1989年のことでした。
「当時は初代『ゴジラ』(1954年)から製作を続けた田中友幸という名プロデューサーが元気で、私はその下についたんです。あの田中友幸の下で働けるんだから、役に立てるように何でも手伝おうと思って頑張りました」。
『VSビオランテ』は大ヒットし、その後の平成ゴジラシリーズの基礎を築きました。富山さんも引き続き田中プロデューサーを助けてシリーズに参加し、1998年に田中さんが亡くなると名実ともにその後継者として数多くの東宝特撮映画をプロデュース。
「私が東宝に残したものがあるとすれば、ゴジラというブランドを今につないだことだと思っています」と振り返ります。2004年からは6年間、東宝映画(東宝グループ内の制作会社)の社長も務めました。
日本映画大学の外部理事を経て、理事長となったのは2018年のこと。もともと「若手育成の大切さを感じていた」という富山さんは、映画大学についても「私がいた現場には前身の専門学校出身のスタッフがいっぱいいて、一緒に映画作りをしていました。だからとても身近な存在です」といいます。
「自分が習得したプロデューサーの心得を伝えたい」と自ら教壇に立つこともあり、学生たちについては「同じ映画好きですから、その点については年齢差をあまり感じない」のだとか。
一方、麻生区の大学としてアルテリッカにも関わるようになった富山さんは、「駅の近くにこんなにホールや劇場が集中しているのはすごいな」と感じる一方、「音楽や演芸、劇などが主体で映画の公演がないこと」を残念に思いました。そこで「ライブアートと映画の融合企画」として、『ゴジラ』シネマコンサートをアルテリッカに招いたのです。
「オーケストラの生演奏をオペラハウスの最高の音響で味わう贅沢な臨場感、4Kデジタルで生まれ変わった新鮮な映像の迫力。音と映像が一つに融合した人生で初めての経験になるはず」と語る富山さん。富山さんが参加する座談会も含め、ファンにはたまらない公演になりそうです。

(2020年3月25日号掲載)

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