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メディ・あさお221号(2020年4月25日発行)
【あさおヒューマン】防災・救命プロジェクト「PETOだすけ」主宰・河原義文さん
自然災害が起きた時に被災したペットをどう守るか、飼い主には切実な問題でしょう。「人の命もペットの命も助けたい」と、防災・救命の啓蒙活動を続けている河原義文さんを百合丘の「cafe Sante」に訪ねました。
河原さんは1969年、横浜市の長津田出身。「長津田は百合丘と雰囲気が似てるんです。緑が多くて、時間がゆっくり流れている感じ」という環境の中、サッカー部で汗を流したりアイドルに熱中する青春時代を過ごしました。大学時代には市民ランナーとしてアメリカのグアムマラソンやホノルルマラソンに参加。「特に3年、4年の時は本気でマラソンに取り組みましたね」と振り返ります。
1993年に大学を卒業した河原さんはスポーツクラブに就職し、2010年、高校の同窓生だった奥様と結婚したことを機に長津田から百合丘に転居。そして2013年に思い切って脱サラし、奥様とともに「cafe Sante」をオープンしました。
現在は事業者向け宅配弁当「コアデリ」を中心に営業する一方、地域イベントなどに積極的に参加している「cafe Sante」ですが、河原さん自身が地域とのつながりを持ったのはカフェを始めてからなのだとか。「脱サラするまでは地域のことなんて全然……。カフェをやっていなかったら、地域の人と知り合ったり、一緒に活動したりなんてことはなかったと思います」。
そんな河原さんがペットの防災に関心を抱いたのは、2016年の熊本地震がきっかけでした。「車中泊で飼い主が亡くなってペットが残されたというニュースを知り、もしものことがあった時、うちで飼ってるチワワとマルチーズはどうなるだろう、って」。調べていくうちに「ペット災害危機管理士」という資格があることを知り、この資格を1級まで取得。さらに愛玩動物救命士や防災士の資格も取得し、ブログやイベントの講師などで啓蒙活動を行うようになりました。
奥様もまた「災害時の食」の観点から独自の啓蒙活動に取り組んでいます。
災害時にペットを守るのに一番大切なことは、「まず飼い主が安全であること」だと話す河原さん。ペットを飼ったことがない記者には意表をつかれる一言ですが、「飼い主が安全でこそ、ペットを助けられるんです」とのことで、なるほどいわれてみれば確かにそのとおりです。
それは現在の新型コロナウイルスでも同じこと。「自分がコロナにかかってしまったら、ペットとも離れて、療養するほかありません。それが嫌なら、結局、自分がしっかりとコロナから身を守ることが一番なのです」。そして閉塞感やストレスを感じていると暗い顔になりがちですが、「ペットと接するときは笑顔でいてほしい」。そう話す河原さんです。
(2020年4月25日号掲載)
「メディ・あさお」とは
川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
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