メディ・あさお218号(2020年1月25日発行)
【あさおライブラリ32】音楽好き引きつけてやまぬ 麻生フィルハーモニー管弦楽団
「『麻生フィルハーモニー管弦楽団』の結成式が(中略)開かれた。麻生フィルは高校生からお年寄りまで百人を超える市民が参加するという大所帯。(中略)市内では川崎フィルに次いで二番目の楽団」【「くらしの窓」553号1983(昭和58)年5月5日発行より】
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区内で市民館建設を求める署名運動が行なわれる中で、市民楽団をつくろうという動きが芽生え、1983年4月の結成に至った「麻生フィルハーモニー管弦楽団」。団員は予想の20〜30人をはるかに上回る120人ほどで、高校生1割、大学生3割、夫婦、親子、きょうだいを含む多様な構成に。同年10月に旗揚げ公演、翌年6月には初の定期演奏会を開催し、立ち見が出るほどの盛況を博しました。
現在も変わらず川崎青葉幼稚園で月2回の練習を行い、団員数81人で、年齢も20〜70代と幅広さを保っています。その理由を、副楽団長の横須賀朝子さんは「演奏会ごとに異なるプロの技術指導を受けられるなど、毎回の練習が充実して納得できるからでしょうか」と話します。
「麻生音楽祭」「ミューザ川崎市民交響楽祭」、4年に1度演奏を担当する「かわさき市民第九コンサート」など発表の場も多彩。4月5日に多摩市民館で行う定期演奏会(午後2時30分開演、全席自由1000円)は70回を数えます。「アマチュアではあまり機会のない、ストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』を演奏します。素晴らしいピアニストと一緒に音楽をつくり上げていく、団員たちの気持ちの高揚を感じていただけると思います」と横須賀さん。
「昔、区内の小学校で数回『音楽教室』を開いた時に生演奏を聴いた子どもたちが、長じて音楽サークルに入り、麻生音楽祭に参加したりしているのを知り、とてもうれしく感じました。『音楽のまち・かわさき』や『芸術のまち・あさお』の担い手の一部になれれば」との思いで、これからも音楽の魅力を発信しつづけます。
【「くらしの窓」とは】
新聞販売店・赤本新聞舗(現・あかもと本舗)創業者の赤本良造が、1955年に購読者サービスの新聞折込として創刊。高度経済成長期の地域の変貌ぶりなど、全国版の新聞では紹介しきれない情報を読者に伝え、地域情報紙のさきがけとなりました。
その後、関連会社のくらしの窓新聞社(現・メディスタくらしの窓新聞社)に引き継がれ、2011年まで56年間、1397号を発行。本紙「メディ・あさお」は「くらしの窓 麻生区版」として2001年10月に創刊されました。現在の社長・赤本昌応は3代目にあたります。
(2020年1月25日号掲載)
「メディ・あさお」とは
川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
麻生区内(岡上をのぞく)の各家庭に手配りでお届けています。
お問い合わせ先
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