メディ・あさお213号(2019年8月25日発行)
【特集・不安を取り除く人たち】「割れ窓理論」でまちを守る あさお落書き消し隊
街角で、家庭で、ちょっと不安だなと思うこと。そのまま放置していたら、いつか大変なことになるんじゃないかということ。そんな日常の不安を取り除く活動をしている人たちがいます。
今月のメディはそんな人たちの特集です。
◆
区内で落書き消しの活動を続けている「あさお落書き消し隊」が、このほど長年の美化活動に対して、公益財団法人社会貢献支援財団から、社会貢献者として表彰を受けました。
新百合ケ丘駅は1998年に都市景観100選に選ばれましたが、その後は駅前ロータリーの壁や柱などが落書きで汚されるようになっていきました。
2005年から活動を続けている「あさお落書き消し隊」は、いわゆる「割れ窓理論」に基づいて「発見したらすぐに消す」ことをモットーに活動を続けています。消してもまたすぐに書かれることもありましたが、それもすぐに消すことを繰り返し、しだいに落書きは少なくなっていったといいます。「放っておいたら、新百合ケ丘はもっと汚いまちになっていたと思う」と隊長の白井勇さん。
現在は年に1〜2回の大規模な落書き消し活動を、麻生区役所や、区役所のホームページなどの呼びかけで集まった区民、近隣の企業などとともに行っているほか、情報を得る都度に行う出前落書き消しを実施中です。
問い合わせ電話044―965―5116区役所地域振興課。
※割れ窓理論:1枚でも割れた窓を放置しておくとほかの窓も割られていくように、少しのことでも放置しておくと治安の悪化を招くという考え方。
(2019年8月25日号掲載)
「メディ・あさお」とは
川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
麻生区内(岡上をのぞく)の各家庭に手配りでお届けています。
お問い合わせ先
地域情報のご提供、広告掲載・印刷物・折込のお申し込みなど、お気軽にお問い合わせください。
【会社名】株式会社メディスタくらしの窓新聞社
【所在地】〒215-0026 神奈川県川崎市麻生区古沢191
※小田急線新百合ケ丘駅より徒歩約12分。「麻生郵便局」の斜め向かい、朝日新聞販売店の2階です※
【電話番号】044-951-2001
【FAX番号】044-951-2212
【メールアドレス】mado@madonews.co.jp
【ホームページ】https://www.madonews.co.jp
【定休日】土日曜・祝日・年末年始