メディ・あさお210号(2019年5月25日発行)
【特集・百合ヶ丘】コラム1・「百合ヶ丘」の名はこうして決まった
現在では行政上の地名にもなっている「百合ヶ丘/百合丘」という名前の起源は、1950年代後半にさかのぼります。
当時、長く続いていた小田急線の新駅誘致活動が、日本住宅公団による新しい団地の建設と開発によって大きく前進。当初、新団地は「生田団地」とか「高石団地」と呼ばれていましたが、「せっかくだから新しい名前を付けよう」という声が地元から起こってきました。
地主や地元の有力者らが集まって話し合った結果、当時ヤマユリの花が咲き乱れていたこと、そのヤマユリは神奈川県の県花であること、そして地域の開発に約百人の地主が力を合わせたこと(百+合わせる=百合)、といった理由から、新団地の名前は「百合ヶ丘団地」と名付けられました(現在のサンラフレ百合ヶ丘や百合ヶ丘みずき街)。1960年3月には小田急の新駅として「百合ヶ丘駅」が開業し、9月には百合ヶ丘団地の入居が開始。翌1961年には行政上の地名「百合丘」が生まれました。
当時の地域情報紙「くらしの窓」によれば、名前を決める話し合いの途中では「雲雀ケ丘」や「多摩丘陵」などといった案も出ていたそうです。
(2019年5月25日号掲載)
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