川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
地元の情報をきめ細やかにお伝えします

メディ・あさお201号(2018年8月25日発行)

【防災特集】土砂災害にも注意! 大雨は翌日も警戒を

調整池のような施設の整備によって、大雨が降っても、河川氾濫や洪水の危険はかなり軽減されました。しかし坂や丘陵の多い麻生区では、崖崩れなどの土砂災害にも注意が必要です。麻生区は土砂災害警戒区域に指定されている場所が306カ所と、川崎市内で最も多い区なのです。昨年は区役所危機管理担当が把握しただけで8件の土砂崩れと4件の倒木が発生しました。
「昔からの住民の方は30年くらい前のことでも『ついこの前の話』として覚えているので、どこが危険か分かっている人が多い。麻生区に転入してきた世帯の人には、転入時に市の防災マニュアルや区のハザードマップなどをお渡ししています。一度しっかり確認して、自分が住んでいるところがどういう所か、指定避難所の場所やそこへ行く経路などを普段から知っておいてほしい」と危機管理担当。
しかし、危険区域は崖の高さなどを基準に地図上で機械的に判定されているので、「指定されていないから安心」な訳では絶対にありません。「自分の目で見て『危ないな』と思う感覚も大事。家の2階の、崖からはなれた場所に移動するだけでも被害を軽減しやすくなります」(危機管理担当)。
また麻生消防署によれば、「大雨が降ったその日だけでなく、翌日以降に土砂崩れが起こることもある」とのことで、雨が上がったからといってすぐに安心してしまうのは禁物です!

■区内で募金活動も
大きな被害を出した7月の西日本豪雨に伴い、麻生区内外で募金活動が行われました。田園調布学園大学は、7月18〜25日に4回、新百合ケ丘駅前で有志による街頭募金活動を実施。
また川崎フロンターレはクラブによる義援金などの支援活動とは別に、7・8月のホームゲームで選手会主催による募金活動を実施しました。

(2018年8月25日号掲載)

「メディ・あさお」とは

川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
麻生区内(岡上をのぞく)の各家庭に手配りでお届けしています。

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