メディ・あさお189号(2017年8月25日発行)
【特集】聞く・見る・学ぶ 秋のカルチャー
8.今、一番聴きたい落語家! 桃月庵白酒独演会〈終了〉
落語ファンの間で、今聴いておきたい落語家の一人と言われている桃月庵白酒(とうげつあん・はくしゅ)師匠の独演会が、JR武蔵溝ノ口駅そばの高津市民館大ホールで、9月6日午後7時から開催されます。
数年前まで南武線沿線での落語会に定期的に出演していたという師匠。川崎での独演会は5、6年ぶりとあって「これを機会にまたご縁が続けばいいですね」。
高校生まで野球少年だった白酒師匠ですが、誘われて大学の落語研究会に入会。その後五街道雲助師匠に入門し、落語家への道を歩み始めます。雲助師匠からは「自然に、わざとらしくなく」「登場人物がどう思っているのかを一番に考える」ことを教わったとか。
2005年の真打ち昇進を機に、江戸時代からの名跡である三代目「桃月庵白酒」を襲名。珍しい名前の由来は桃の節句にちなんだシャレだそうです。
そんな師匠の落語を存分に楽しめるのが独演会や寄席などでの高座。ファンの間で「毒がある」と評判のマクラを楽しめるのも生ならでは。演目は当日その場で決める方が多く、その日の観客がどれくらい落語を聴いているのか様子を見ながら、慣れていなければ登場人物の少ない演目や、場面転換の少ない演目、分かりやすい物語性のある演目を選ぶそうです。
「落語は、聴きながら想像して楽しめるのが一番の魅力。お客さんに負担なく楽しんでいただくのを心がけています。終わった後、気持ちよく帰っていただければ」と話す白酒師匠の落語を、この機会にたっぷりと味わいたいですね。
【桃月庵白酒独演会】
電話:044-989-8548パインオリジン
場所:高津市民館
入場料:3500円(全席指定・税込)
日時:9月6日午後7時開演
チケット取扱い:あかもと本舗(電話044-951-3746)・チケットぴあほかプレイガイド
(2017年8月25日発行)
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