川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
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メディ・あさお188号(2017年7月25日発行)

【あさおヒューマン】川崎百合丘ロータリークラブ会長・中村和広さん

今年度、40周年を迎える川崎百合丘ロータリークラブ。この節目の年に会長を務めるのは、36歳の時にフリーペーパー「ミスモ」等を発行する(株)インクルーブを立ち上げた中村和広さん。ロータリークラブ歴は14年になります。
藤沢市辻堂の駅前から小学4年生のときに王禅寺へ移り住んだ中村さん。昭和49(1974)年、新百合ケ丘駅ができた年のことでした。
友達に自作のマンガ雑誌を見せるのが好きだったという中村少年は、高校・大学と進むうちに、趣味の旅行で撮った写真や地図を集めて冊子を作ったり、8ミリ映画を編集したり、と創作活動に熱中。「編集をやりたい」思いは募り、就活ではもちろんマスコミを志望しました。
ところが最初の就職先、教育系の出版社で、意外にも営業に才能があることを発見。トップセールスマンとなります。転職先の事務用品メーカーでも営業で活躍。それでも編集への思いを捨てきれず、タウン誌を発行する会社を経て、インクルーブ創業に至ります。
経歴だけを並べると、自信満々で上昇志向が強い人のようですが、中村さんの口をついて出てくるのは、こんな言葉でした。
「営業は今でも向いているとは思ってないんです。ただ一生懸命やっていたら応えてくれる仕事だっただけ」「社長になって16年ですが、いまだに、俺社長なのって不思議に思うこともあります」「昔から『長』のタイプじゃない」等々。
それでも独立して社長になったのは、自分の中に「やりたい仕事」の明確なイメージがあって、それを実現したい強い思いがあったからなのでしょう。
「会社経営をわかってなかったからできたんだと思いますよ。今なら怖くてできない」と笑う中村さん。創業も大変なら、リーマンショック、東日本大震災と逆風が吹き荒れて大変な時期も。
経営が相当厳しくなった時、そんなことしてる場合じゃないと思いつつ、北海道へ一人旅をしたという中村さん。そこでグルメのフリーペーパーを見つけ「箱根・小田原ごちそうMAP」の企画を思いつきます。企画は大成功。起死回生の一打となりました。
「趣味の旅行を楽しんでいても、24時間365日、仕事は頭を離れない。でもそれは悪いことじゃないし、窮屈なことでもない。辛いことや苦しいこともあるけど、この仕事が大好きなんですよ」
社員も増え、最近は新卒採用も始めたとのこと。
「自分がやりたいことで始めた会社だけど、社員にも働いてよかったと思ってもらえる会社にしたい」「自分がいなくなっても継続する会社にしていきたい」というのが今の一番の目的と熱く語る中村さん。
仕事で手一杯な日々かと思えば、土日は家庭サービス、料理もします、ときっぱり。「いい旦那さんだと思います」と、この日一番自信たっぷりに語ってくれました。

(2018年6月25日発行)

「メディ・あさお」とは

川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
麻生区内全域(岡上をのぞく)の各家庭に手配りでお届けています。

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