メディ・あさお178号(2016年9月25日発行)
12月に麻生市民館でリサイタル 牛田智大さんインタビュー〈終了〉
12月8日午後7時から、麻生市民館で現役高校生ピアニスト牛田智大さんのリサイタルが開催されます。
12歳でピアニストデビューした牛田さんは、古い言葉ながら「紅顔の美少年」という表現が似合う好青年。1歳のころからピアノをおもちゃ代わりに遊び始め、3歳のころ、当時住んでいた上海で中国人ピアニスト、ユンディ・リにあこがれて本格的にピアノの虜になっていきました。2008年から2012年にかけては、「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」で史上初となる5年間続けての1位を受賞しています。コンクールの会場が昭和音楽大学のため、新百合ケ丘には毎年来ていたのだとか。
「クラシックを聴いたことのない人でも楽しめるリサイタルにしたい」と語る牛田さんには「僕の演奏をきっかけにクラシックに親しみを感じてもらえる人が1人でも増えてくれれば。それが自分の役目なんだと思っています」という確固とした考えがあります。そう考える背景には、プロデビューしたことで「技術はおとなのピアニストに劣るのに、自分がデビューできたのはなぜなんだろう」と悩んだ経験がありました。「僕も10月16日で17歳になりますけど、自分が小さい時に17歳のユンディ・リを見てピアノにあこがれたように、小さな子が僕の姿を見てクラシックに親しんでもらえれば。そのためには、僕くらいの方が親しみやすいんじゃないか、そこに僕がデビューした意味があるんじゃないかと」。
今回の麻生市民館での公演は、牛田さんが自ら選曲・構成までプロデュースしたオリジナルプログラムです。チケットは全席指定3500円(税込)で、あかもと本舗(電話044-951-3746)などで好評販売中。麻生区は「芸術のまち」だから牛田さんへの注目も高く、チケットもよく売れていますよ、と水を向けると、「本当ですか。うれしいです」と笑顔を見せていました。
問い合わせは電話044-989-8548パインオリジン。
●曲目◇ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110◇ショパン:4つのマズルカより Op.33-1, 2◇ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66◇バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ ニ短調◇チャイコフスキー/プレトニョフ:バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 Op.71より間奏曲◇チャイコフスキー:18の小品より「瞑想曲」 Op.72-5◇ムソルグスキー:「展覧会の絵」
(2016年9月25日発行)
「メディ・あさお」とは
川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
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