メディ・あさお176号(2016年7月25日発行)
【特集】仮面ライダーのいた街・麻生
1.麻生区近辺はロケ地の宝庫
子ども向け変身ヒーローの金字塔、『仮面ライダー』。実は麻生区多摩美のスタジオとその周辺で撮影されていた作品だということを知っていますか。ロケ地として盛んに利用された場所のいくつかをご紹介します。
【「東映生田スタジオ」こと細山スタジオ】
仮面ライダーを生んだ「東映生田スタジオ」、正式名称「細山スタジオ」は、現在の多摩美(当時は細山の一部でした)に設立されたスタジオでした。1971年1月、東映株式会社が新番組『仮面ライダー』の撮影のために賃貸契約を締結。通称「東映生田スタジオ」と呼ばれるようになりました。最初は倉庫然とした建物内に裸電球がぶら下がっているだけで、セットを組む土台もないような場所だったといいます。
【多摩美の住宅街】
スタジオのお膝元だけあって、何度もロケに使われました。仮面ライダー1号こと本郷猛が住んでいる、という設定で使われたマンションは今も当時と変わらない外観で現役のマンションとして使われています。
【汁守神社】
黒川の汁守神社は、『仮面ライダー』第28話で撮影に使用。近くにJAのセレサモスができた以外は撮影当時とほぼ変わらずに現存しています。
【汁守神社】
黒川の汁守神社は、『仮面ライダー』第28話で撮影に使用。近くにJAのセレサモスができた以外は撮影当時とほぼ変わらずに現存しています。
【柿生発電所】
区内黒川にある水力発電所。『仮面ライダー』では第34話、第69話の2度、ロケ地として使用されました。2004年に改修工事が行われたため撮影当時とは微妙に異なる外観になってしまいましたが、現在でもその面影は残っています。
【弘法松公園周辺】
晴れた日には富士山や南アルプスの山まで見える、百合丘の見晴らしスポット。『仮面ライダー』では第88話や映画『仮面ライダー対ショッカー』でロケ地として使用され、公園に続く長い階段ではライダーと怪人の戦闘シーンも撮影されています。見晴らしのよさが好まれたのか、弘法松公園やその周辺は『仮面ライダー』以外にも『ウルトラマン』や『西部警察』などの作品でもロケに使われました。
【王禅寺公園周辺】
王禅寺公園や王禅寺公園前交差点近辺の道路、同交差点にある階段などが、『仮面ライダー』第75話や『仮面ライダーV3』第1話などで利用されました。階段は今も当時のままですが、周りに住宅が建ち並んだため雰囲気はだいぶ変わっています。
【琴平神社】
『仮面ライダー』第27話でロケに使われたのは大鳥居のある参集殿ではなく、本殿の方。2007年に放火で全焼し、2011年に再建された際に境内がかなり整備されました。
【長沢浄水場】
多摩区三田の「長沢浄水場」には東京都水道局の長沢浄水場と川崎市水道局の長沢浄水場がありますが、ロケ地として有名なのは東京都水道局の方。近未来的な特徴ある本館は『仮面ライダー』はもちろん、『秘密戦隊ゴレンジャー』、『ウルトラマン』など、数多くの特撮作品で使用されました。『仮面ライダー』では本郷猛が通う大学の研究所という設定でした。
※参考サイト:仮面ライダーロケ地大画報(http://tourofancientbattlefield.blogspot.jp/)、Looking for locations.(https://looking4locations.blogspot.jp/)他
(2016年7月25日発行)
「メディ・あさお」とは
川崎市麻生区で月1回発行している地域情報紙です。
タブロイド版全8ページ、発行部数は約7万部。
麻生区内全域(岡上をのぞく)の各家庭に手配りでお届けています。
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