「メディ・あさお」掲載記事

【あさおライブラリ10】家族愛が詰まった唯一無二の店「ルーアンダック」

 「白い馬が店の前で眼を細めている。その上幌馬車も置かれていてウェスタンムードたっぷり。こんな店が柿生にあって料理は鴨ときているから嬉しい」〈「くらしの窓」334号/1977(昭和52)年4月5日発行より〉

柿生駅徒歩5分、世田谷町田線から側道を上がった場所に、西部劇のセットを彷彿させる店が1970〜80年代に営業していました。区内のスタント会社「タカハシレーシング」代表取締役・高橋勝大さんの敬愛する義父・高澤栄助さんが、定年退職後に開いた鴨料理店『ルーアンダック』(のちに『クレージーホース』へ改名)です。
白馬は『怪傑ライオン丸』など数々のTV番組やCMに出演したムーン号。幌馬車は『風雲ライオン丸』で使われたものを、番組制作に関わった縁で高橋さんが譲り受けました。ガラス越しにムーン号を眺められる店内のインテリアも高橋さんの私物、高澤さんのテンガロンハットに至っては手作りで、看板メニューの鉄板焼は高橋さんの奥様による特製タレが人気の秘密だったそう。
娘夫婦の惜しみない愛を受け、高澤さんが健康な限り続けられた店は、未だに営業の問合せがあるそうです。
(2017年11月25日号掲載)

【「くらしの窓」とは】
新聞販売店・赤本新聞舗(現・あかもと本舗)創業者の赤本良造が、1955年に購読者サービスの新聞折込として創刊。高度経済成長期の地域の変貌ぶりなど、全国版の新聞では紹介しきれない情報を読者に伝え、地域情報紙のさきがけとなりました。その後、関連会社のくらしの窓新聞社(現・メディスタくらしの窓新聞社)に引き継がれ、2011年まで56年間、1397号を発行。本紙「メディ・あさお」は「くらしの窓 麻生区版」として2001年10月に創刊されました。現在の社長・赤本昌応は三代目にあたります。



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