「メディ・あさお」掲載記事

【あさおヒューマン】かわさき産業親善大使・神崎順さん

きらびやかな衣装を身につけダンスと歌を繰り広げる夢の世界、レビュー。宝塚歌劇団でのレビュー上演90周年のことし、新百合ケ丘でもレビュー文化が花開くこと、ご存じでしょうか。 率いるのはこの道32年という栗木在住の、神崎順さん。レビューとの出会いは、小学3年の頃、家族で出かけた熱海の温泉でSKD(松竹歌劇団)のショーを見たことだったとか。日舞や剣道を学び、日本の伝統に触れてきた少年に、レビューのキラキラ感は相当なインパクトを与えたのでしょう。
そんな夢の世界をいつも上演している宝塚に入りたいと、男性不可とは知らずに願書をもらいにいったという神崎さん。小さい頃から人前に出るのが好きだったこともあって、中学2年で芸能界へ。途中活動を休んでいた時期を経て、桐朋学園大学短期大学部の演劇専攻へ進学。
卒業後、レビュー文化を広めようと仲間たちと劇団を立ち上げた神崎さん。最初の舞台に選んだのは、麻生市民館でした。その後、人気テレビ番組にレギュラー出演したり、「レ・ミゼラブル」などのミュージカルに出演するなど個人の活動もしながら、レビュー公演を続けてきました。2012年にはかわさき産業親善大使に任命され、男性によるイケメンレビューユニットで、宝塚とは違うオリジナリティーを出していったところ、大好評。昨年、ほかのメンバーも大使になったことから、新百合ケ丘で定期的に公演することに。麻生を「レビューのまち」にしたいと熱く語る神崎さんです。
ところで経歴を伺うにつれ、気になるのは年齢。神崎さんの見た目と計算がひどく合わないような……。
「夢の世界は、時の流れに逆らうから大変」と笑いながら教えてくれたその秘訣は「レビューダイエット」。自分は美しい、みんなが見てると思い込んで、その勘違いから自分を変えるアンチエイジング方法なのだとか。
「意識から細胞を活性化させると、どんどん美しくなります」という神崎さんは、食事のときも鏡を置いて、自分を客観的に見る意識を保ちます。このパンツがはけなくなったらだめ、という「戒めパンツ」を作っておくのも効果的とのこと。
「意地でもはいて自信をもつことが大事。はけなくならないように、自分をむち打ち続けるの」
大まじめに語る神崎さんの話術には思わず大笑いしてしまいます。とはいえ、これまで大変な思いもあっただろうことは想像に難くありません。衣装代が制作費の80パーセントも占める公演を支え、常に新しいことを考え作り続ける毎日には、気を抜く時間はなさそうです。
「継続は力」「夢は諦めないで」というメッセージを体現する神崎さんの舞台を見れば、何かが吹っ切れ、変われそうな予感がします。
(2017年6月25日号掲載)



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