川崎市麻生区の地域情報紙「メディ・あさお」です
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メディ・あさお183号(2017年2月25日発行)

【特集】思い切って始めたい! 春のカルチャー
1.歌って「脳トレ」! 笑って「認知症予防」! 佐藤美和 童謡・唱歌教室


住宅街の一室、ピアノと楽譜の横に並んでいるのは、けん玉、お手玉、算数ドリルなどなど……。でもこちら、昔遊びの教室ではありません。元「歌のおねえさん」であり、音楽療法士でもある声楽家・佐藤美和さんの童謡・唱歌教室なのです。

●おなじみの童謡・唱歌を歌いながら
「歌うことは体を“楽器"にすること」という佐藤さん。最初のストレッチから呼吸法、発声など、歌うための大事な基礎はもちろんしっかりと。そこにさらに「脳トレ」を加えるのが佐藤さん流です。
けん玉をやりながら成功した回数を数えたり、佐藤さんの出すジャンケンに対して「負け」の手を出したり、簡単な足し算をしたり、そんなちょっと難しい動作をしながら、おなじみの童謡や唱歌を歌い上げます。もちろん歌は伸び伸び、美しく! 現在は60〜80代の女性を中心にした生徒さんが、歌と脳トレと「笑い」のひとときを過ごしています。数人でのアットホームな雰囲気は、気心のしれた友達と過ごすお茶会のようです。

●できなくてもいいから集中する
意識してたくさんの息を吐き、深く吸い込む。健康増進にも最適なこの呼吸法で歌いながら、さらに手遊び、けん玉、お手玉などの動作を入れることで脳が活性化され、認知症予防につながるのだとか。簡単な作業や毎回同じ作業では「脳トレ」にならないため、あえて少し難しい動作に取り組みます。
「うまくできなくて恥ずかしいという方もいらっしゃいますが、やろうと集中することが大事なので、できなくてもいいんです」と佐藤さん。もちろん歌をおろそかにしているわけでなく、おなじみの曲のほか「365日の紙飛行機」など最近のポピュラー曲を取り上げることもあるとか。

●「脳トレ」で地域貢献
佐藤さんはNHK教育の「たのしいきょうしつ」の“歌のおねえさん"や地域FMのパーソナリティーなどで活躍。現在は女声合唱団の合唱指導やコンサート活動を行いながら、地域貢献の一環としてこの「脳トレ歌唱教室」を開いています。
「ただ長生きするだけではなく、『健康寿命』が大事。育児を終え、親を見送った後にようやくできた自分の時間を楽しく過ごしたいですよね。年齢・性別に関係なくできるのがこの“歌って脳トレ”のいいところなんです」

●仲間作りにも最適!
そしてもちろん、教室の後のティータイムもお楽しみのひとつ。大声で歌い、笑った後に仲間とおしゃべりするのが、一番の「脳トレ」かもしれません。生徒さんたちも、関西育ちで「話の最後に必ずオチがつく」という佐藤さんとスマホでLINEを楽しむなど、皆さん年齢を感じさせない様子。認知症予防に、仲間作りに、ぜひ一度体験してみてはいかがですか。

【佐藤美和 童謡・唱歌教室】
電話044-455-4736
場所:麻生区金程2丁目
開講日:月・火・木・金曜午前11時〜12時10分・午後2時〜3時10分ほか※希望に応じて変更あり
料金:1回2000円(初回体験は無料。楽譜代実費)

(2017年2月25日発行)

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